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2003 年 7 月 のアーカイブ

電車と怪物君と私

2003 年 7 月 24 日 コメント 6 件


彼を最初に見たのは 3カ月ほど前の雨の降る朝でした

私はいつものように 会社に向かうため電車に乗りました

いつもと変わらず適当に混んでいる車内で吊革につかまりながら

新聞を読んでいました

2つほど行った駅で たくさんの人が乗ってきました

扉が閉まり 電車がゆっくり走り出しました

いつもと変わらない光景です

と 思っていましたが 実は いつもと違っていました

電車が走り出したとたん

 「ぅぅぅ....ぅがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

と耳が痛くなるほどの男の叫び声と同時に

 「き きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

という女の人の悲鳴!

 (な,何?)

私はすぐに事件が起こったと思い 声が聞こえた方を

注視しました

すると リュックサックをしょった少年が立っているのが見えました

少年と言っていいのか 少年のような青年なのか もしくは中年なのか

明らかに年齢不詳です

とりあえず彼のことをA君とします

様子をうかがうと A君を避けるように みんなが

立っているのが見えました

そして A君の前でおびえた表情をしているOL風の女の子が見えました

 (A君何かやっちゃったな...)

私は単純にそう思っていました 痴漢とかね...

しかし まわりのみんなは 見て見ぬ振り...

 (何やってんだよ まわりの男どもは...)

と 思った瞬間

 「ぅぅぅ....ぅがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

と また耳が痛くなるほどの男の叫び声

A君?... A君が叫んでるんだ...

A君が少しだけ特殊だということを まわりのみんなは

瞬時に理解したようです

じゃーあの悲鳴は?

恐らく 電車に乗り込んだ瞬間 後ろから大声で吠えられたOL風の女の子は

驚きのあまり 悲鳴をあげてしまったのでしょう

その後 A君は30分ほど電車の中で吠え続け 私が乗り換えのため

降りる駅で一緒に降りました

A君はホームの階段を上がるときにも 吠えていました

というか 吠え抜いていました

それから 時々同じ車両に乗ることがあり 私の中では

それなりに存在感のあるやつになってきました

隣の車両に乗ったとしてもA君の存在はすぐに察知する事ができます

なんせ声がでかいので すぐにわかります

一度だけ 風邪をひいている時があり 自慢の叫び声に

パンチが無かった事を覚えています あの時はとても心配しました

その日以来 吠え方が少し変わりました

 「がーーーーーーーーーーーーっ!!」

声変わりしたのか 喉が潰れてしまったのかはわかりませんが

何となく 声質か吠え方が変わったと感じました

このとき 私はA君にアダナをつけました

彼はよく吠えるので 「怪物君」としました

怪物君は顔はとっても優しい顔で 憎めません

つい最近 また怪物君と同じ車両に乗りました

驚くことに プチ久しぶりにあった怪物君は成長していました

なんと!....

吠えません!!

全く吠えなくなってしまいました

その変わりに 違う言葉を発します

 怪物君「みんな... みんな... ありがとっ!!!」

なぜか 怪物君は感謝の気持ちでいっぱいです

私もなぜか ちょっと嬉しくなりました

さらに 驚くことに

 怪物君「どしたの?... どしたの?...」

周りの人に気遣う事もマスターしていました

私は 怪物君のあまりの急成長ぶりに 驚きを隠せませんでした

さらに!さらに! 怪物君は 私を驚かせました

近くにいる若い子に ナンパというか 気軽に声をかけているではないですか!

 怪物君「おっす!」

実に短いメッセージですが 気持ちはわかります

声をかけられた子は 動揺しています

怪物君をよく知らない子に対して ちょっと無謀なコミュニケーションだと

思いましたが 怪物君は一生懸命です

私は 心の中で応援しました

 (がんばれ!怪物君!)

結局 誰にも相手にされず 怪物君と私は いつもの駅で電車を降りました

怪物君は ホームの階段を上がりながら 一度だけ吠えました

 (よしよし)

私は 大きな気持ちで怪物君を見つめることができるようになりました

正直言って 最初見たときは

 (あっぶねー奴だな)

と思ってしまいましたが そんな風に思ってしまった自分が

とても恥ずかしいです

今では 怪物君を拒絶することに何の意味があるのか?と考えてしまいます

人は 自分とは違う行動をする人を簡単に拒絶しがちです

私は それは大きな間違いだと思います

今回「怪物君」という ちょっとふざけたアダナを付けてしまいましたが

これは 彼を屈辱しているわけではありません

私なりに愛着のあるアダナを付けたつもりでいます

自分の中で 勝手に愛着のあるアダナを付けると

なぜか本当に愛着がわいてしまいます

これは 私も驚いたのですが 本当です

愛着がわいてしまうと どんなに大声をだされても驚きません

どんなに 意味不明な事をされても 気になりません

言葉を交わしたところで 通じあえるかさえわからない

怪物君ですが 彼はきっといいやつです

私は そう信じます

みなさんも 時々 怪物君のような人を見かけることがあると思いますが

はなから 拒絶するのはやめてください

何か危害を加える怪物君だった場合は しかたないですが

大概の怪物君は 人に危害を加えることはしません

せいぜい 大声を出したり 意味不明な言葉を発する程度のことしかしません

ですから ただただ 見ていてあげてください

そして 自分の中で 最高に楽しいアダナを付けてあげてください

それだけでいいです

そうすることで怪物君は 必ずあなたをひとまわり大きな人間にして

くれる事でしょう

つづく

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BAD DAY

2003 年 7 月 19 日 コメント 10 件


最近俺はTシャツにGパンといったスタイルで

会社に行っている...

非常にラフで とってもアメリカンだ...

そんな俺が 今日会社に行くと 外出先の課長から

客先に訪問するよう命令された...

しかし そこで問題が発生!!!

今日の客は 非常にきっちりした会社で

ラフな格好は歓迎されない...

そして 今回の訪問の目的は トラブル対応...

かなり ヒートアップしているとのこと...

非常にまずい...

そこで 急きょ ネクタイやらズボンやらを

買うことになった...

まず 客先がある 某駅に向かった...

ちなみに同行する営業が言うには

13:30に訪問すると約束しているらしい...

目的の駅に着いた...

時計をみると 12:40を回っていた...

すでに 約束の時間まで1時間をきっていた...

とにかく駅周辺に洋品店がないか探した...

しかし この周辺はオフィスビル街で

洋品店はみつからない...

焦ってウロウロしていると 靴屋を発見した...

 営業「お!靴屋がある!まず靴を買おう!」
 おれ「はい」

小走りに靴屋に向かった...

店に着いた...

そして 適当に選んだ...

買った...

履いた...

それまで履いていたスニーカーを

もらった袋につめこんだ...

靴屋の店員に 近くに洋品を扱ってる店がないか聞いた...

店をでた...

この時点でGパンに革靴 奇妙な格好だった...

教えてもらった店に足早に向かった...

しかし それらしき店が見あたらない...

 営業「あれー? どこにあるんだろ」
 おれ「うーん それらしい店はないですね」
 営業「あれか!?」

営業の指さす方向をみると

今にも潰れそうな雑貨屋が...

 おれ「とりあえず行ってみましょう」

行ってみた...

ビンゴ! ありえないデザインのスラックスが

店の前に大量にあった...

 営業「さー すぐ選んで おれはネクタイとベルト探してくるから」

おれは ありえないデザインのスラックスの山から

少しでもましな物を見つけようと努力してみた...

が...

その努力は2秒で終わった...

ましなものは 無い...

全く無い...

もー サイズだけを見て 適当なのを選んだ...

店内に入り試着...

ぴったし...

そして すそあげ...

って すそあげはどーするのさ!

時間がないよ!!!

営業と店員とおれと 3人で考えた...

 営業「安全ピンで留めたらどう?」
 おれ「あーそうですね」

すると 店員が自信ありげに言った...

 店員「ガムテープが一番いいですよ」

なるほど!

 営業「あ!ガムテープね!いいかもね」
 おれ「あーそれいいですね!」

店員は すばやく おれのスラックスの丈を合わせた...

おれは 急いでスラックスを脱ぎ 店員に渡した...

店員は すぐさまガムテープで裾上げをはじめた...

実に手際がいい...

あまりに手際がいいので おれは店員に聞いてみた...

 おれ「やっぱり たまには こういうことってあるんですか?
    ガムテープで すそあげとかって...」

店員は 手を止めることなく おれの顔を一瞬だけ見て言った...

 店員「こんなの初めてですよ...ふふ」

え!?

だって さっき一番いいって...

営業とおれは 無言で顔を見合わせた...

そして 目を細めて店員を見つめた...

で...

できあがった...

早速 はいてみた...

意外にしっくりくる...

いいじゃん...

で...

ありえないデザインのネクタイと

ありえないデザインのベルトを買い店を出た...

で...

お客さんのところに行った....

あ ネクタイとベルトは 着用済みでね

そーとー怒っているというので びびりながら行った...

会議室に通された....

しばらく待たされて 担当の人が来た...

怒っているはずなのだが...

おれを見て にやっとした...

おれは はっとした...

ああ きっとこの人は おれの事...

「すっげーセンスしてるなこいつ」

と 思ったに違いない...

やっぱり...

やっぱりそうだ...

ここにくる前に 営業に確認した...

 おれ「この格好 ちんどん屋みたくないですか?」
 営業「いやー全然普通だよ」
 おれ「本当ですか?」
 営業「まじまじ!全然普通だって...」

うかつにも おれは 営業の言葉を信じてしまった...

うかつだった...

やっぱり ちんどん屋だったんだ...

この格好...

しかし おれは大人なので平静を装い...

打ち合わせに挑んだ...

しかし...

話し合いをしているうちに...

突然おれは 死にたくなった...

........

それはなぜか...

........

スラックスの内側のガムテープが少し剥がれて

すね毛に貼りついてしまった...

ちょっと動くと 猛烈に痛い...

痛いけど 剥がせない....

剥がせないけど 痛い....

痛いけど 剥がせない....

剥がせないけど 痛い....

痛いけど 剥がせない....

剥がせないけど 痛い....

........

神様...

いっそ殺してください...

........

とても はずかしくて つらい一日でした...

つづく

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日記でバトル

2003 年 7 月 12 日 コメント 4 件

先日、仕事が終わった頃、いつものように

子供たちに「帰るメール」を送った


–おれ————–

今から帰る (8o8)ノ

——————–


少したって...


–子供————–

∧_∧
(・∀・)わかった

——————–

こしゃくにも絵文字で返して来たので

絵文字返し...


–おれ————–

 ∧_∧
(・З・)
( ̄Θ ̄)
 ∪ ∪
にゃあ

——————–

完璧な猫の絵文字を泣き声付きで送り返した。

実にエレガントだ。

そして返信が来た


–子供————–

なんじゃこりゃー!
しかも、「にゃあ」とか
言ってるし!(笑)

——————–

すかさず返した...


–おれ————–

何って ドラミちゃん以外の
何物でもないだろ
ばかちんが (8o8)ノ

——————–

と、余裕の喝。

...と余裕をかましていると、返信


–子供————–

⊂ ̄ ̄ ̄ ̄⊃
|・ゝ・|
| ∀ |食パンマン

——————–

はっ!!!

ちょっと負けたかも!?と思ったが、

負けるわけにはいかない。

すぐさま 返信...


–おれ————–

⊂ ̄ ̄ ̄ ̄⊃
|・ ・|
| ゝ |
| Λ |
⊂____⊃
ドラム缶マン

——————–

ドラム缶マンなんていうのがいるのかいないのか

なんていうのは知った事ではない。

そして返信が来た


–子供————–

お姉ちゃんがキモイって。
てかパクリじゃん!

——————–

パクリだと!?。

こんな時は...


–おれ————–

うるせ だまれ タコスケ

——————–

と、勢いで押し切る。

それが 大人ってもんだ...

そして返信が来た


–子供————–

タコスケって・・・。

——————–

俺の勝ちだ...


–おれ————–

まぁ 今日のところは
この辺にしといてやる

——————–

まー 余裕を見せちゃったりする


–子供————–
ええ!?
——————–

おしまい

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